蛾ヶ岳山頂から望む南アルプス
車山と八島が原湿原ハイキング(長野県)

霧ヶ峰は日本百名山の一つですが,車山を中心とした一帯を指すようです.ニッコウキスゲの大群落が有名で写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか.リフトを使えば山頂まではほんの数分です.前回八島が原湿原に行ったときの写真などは八島ヶ原湿原のページにあります.

 

トイレはリフト乗り場,御射山ヒュッテの近く(林の中に公衆トイレ), 八島ヶ原湿原のあざみ館のそば等にあります.

 

注意ですが,車山,八島ヶ原湿原などでは大きな木がほとんどありません.つまり,直射日光を遮ってくれるものがほとんど無いのです.散策する場合には日焼け対策や熱射病,日射病対策を忘れずに.本当にしゃれにならないです.


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2006年8月(車山駐車場〜リフト〜車山山頂〜御射山ヒュッテ〜 八島ヶ池〜鎌池〜八島ビジターセンター〜バス〜車山駐車場) 7時間

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リフト乗り場
9時過ぎにはもう駐車場が混雑していました.係の人の指示に従って車を停めます.リフトは途中で一回乗り換えます.
リフトから降りたところ
リフトを降りると山頂は目の前です. そのまえにちょっとだけ展望を楽しみました.少しだけですがニッコウキスゲが残っていました.
山頂から八ヶ岳方面を望む
車山山頂には気象観測レーダードームがありました.けっこう良い目印になります.

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槍ヶ岳方面を望む
灰色の小さい雲の下あたりに槍ヶ岳が見えていました.
王ヶ頭と王ヶ鼻方向
中央上あたりが王が鼻で,その少し右側が王が頭です.たくさんの電波塔がかすかに見えていました.
車山山頂の道標
三角点を探したのですが見つかりませんでした.この後,車山肩の方向に下りました. ずっとだらだらした下り坂です.

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マツムシソウ
車山は意外にたくさんマツムシソウが咲いていました. 秋が近いのかなあ.あとはワレモコウやウスユキソウなどもありました.
分岐手前の風景
車山肩です.沢渡と. 車山湿原や蝶々深山方面への分岐になるのですが,沢渡方向へ進みました.写真だと分かりにくいですが,この付近は意外にニッコウキスゲの花が残っていました.
車山と蓼科山
右側の丘が車山です.雲の辺りにちょっと出っ張っているものが気象観測ドームです. ちなみに右端の小屋がコロボックルヒュッテです.

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鷲が峰と八島ヶ原湿原
中央の山が鷲ヶ峰でその手前の平らな部分が八島が原湿原です. もう少し上からは八島ガ原湿原の池も見えていました.
ヨツバヒヨドリ?
下り道の途中では大群落を見ることが出来ました. 葉っぱが四枚輪生していなくてもヨツバヒヨドリだそうです(3枚とか5枚もあり).
御射山ヒュッテ

御射山遺跡に関する案内板のところから下に下ると御射山ヒュッテに付きます. この辺りから八島ヶ原湿原になるようです.お花も増えてきます.


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ボクチアザミの仲間
八島ヶ原湿原で見かけた植物.アザミのような変なものが生えていました. ボクチは火口で,昔は火種に使ったそうです.
ベンケイソウの一種
ホソバキリンソウか何かだと思います.
コオニユリの花
クルマユリとは葉っぱの付き方が違います. そういえば今回は一度もクルマユリを見かけなかったかも.

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バアソブ
名札が付いていなければきっと気づかなかったと思います.変な名前の植物がキク科の植物に巻き付いています.ちなみに漢字では婆雀斑と書くようです.
八島が池
木道をひたすら歩いてやっと八島ヶ池までたどりつきました. この後,一旦ビジターセンターに寄りました.
八島ビジターセンターあざみ館
地下道を使って道路を横断するとあざみ館があります.入館無料.この付近の自然についての展示があります. お花の小図鑑はここで買いました.

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七島八島の看板
近くには咲いている花の写真と名前が書いてある案内板もありました.
八島ヶ池
軽く観光するだけなら,この付近の木道を歩くだけで十分かもしれません (鎌ヶ池方向に行っても,極端にお花が増えるわけでもないという意味で).
エゾカワラナデシコ

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クガイソウ
鎌が池
八島ヶ池から鎌ヶ池に来る途中にもう一つ池がありますが,それは鬼ヶ泉水というようです.
キャンプ場管理棟?
廃屋だと思って近づいたら,中に受け付けの人?が座っていました.


帰りはキャンプ場から蝶々深山の方に抜けようと思っていたのですが, 思っていたよりも時間がかかったので,ビジターセンターの側からバスに乗ることにしました. バス停は建物の間をすり抜けるようにして,上の車道に出て道を渡ったところにあります. 16:15のバスに乗ると,霧ヶ峰インターチェンジ経由で車山肩,車山の駐車場に行けます. 車山まで大人一人910円でした. ちなみにタクシーは常駐しておらず,呼んだ場合は30分ぐらいかかるかもとのことでした.

 

今年はニッコウキスゲが若干遅かったそうです. ペンションの人によると,この時期には終わっているのが普通とのことでしたが, 車山肩付近にはそれなりにまとまって残っていました.

 

八島ヶ原湿原の植物に付いている名札はかなり正確だと思いました. 少なくとも,他の植物園などのようにウツボグサの札の所にアサマフウロが咲いている等の 混乱は見あたりませんでした.名札の付け替えを相当こまめにおこなっているものと思われます. 担当者の努力に頭が下がります.

 

2006年8月5日の段階で車山付近の道路は一部補修工事中でした. 7月の豪雨で崖崩れなどが起こったためのようです. このため,片側交互通行の箇所がありましたが,とりあえず普通に通ることができていました.