蛾ヶ岳山頂から望む南アルプス
御岳昇仙峡ハイキング(山梨県)

荒川沿いの昇仙峡はいくつもの奇岩をみることができる渓谷です. トテ馬車で天神森から能仙まで行くことができます.その先の覚円峰や仙娥滝は外せないスポットです. 紅葉の時期の写真は見たことがある方も多いのでは? 今回は,さらにその先のロープウェイに乗って弥三郎岳まで行ってみました.


基本的に観光地なので,トイレはあちこちにあります(天神森,有明橋の側,能仙の先,滝の先など).

2006年5月(馬車乗り場〜仙ヶ滝〜ロープウェイ〜弥三郎岳〜ロープウェイ〜昇仙峡美術館前バス停) 3時間30分

そばミニ会席 トテ馬車 トーフ岩
そばミニ会席
天神森駐車場のそばにあったソバ屋で腹ごしらえ.
トテ馬車
昇仙峡名物のトテ馬車です.6人以上乗った場合,天神森から能仙まで大人一人1000円でした. 料金は下りるときに払います.すれ違った馬は口を開けて大変そうに荷台を引いていました.
トーフ岩
亀石,大砲岩の先に豆腐岩があります. ちなみに,渓谷沿岸道路は5/1〜11/30の土日祭日は9時から17時まで歩行者専用道路になります. 平日は登りの一方通行のはず.

サル岩 松茸岩 岩山
サル岩
巨人の頭が突き出しているようにも見えます.その他,ラクダ石,富士石などもあります.
松茸石
その他,蛤石,五月雨岩,登竜岩などもあります.少し先の川向こうには羅漢寺があります.
能仙の先にある岩山
これは何でしたっけ?

石門 仙娥滝(せんがたき) 巨大な水晶
石門
少し進むと遊歩道に巨石が張り出したような石門があります. このあたり,どういうわけか岩の裂け目に一円玉が挟んであります. 差し込むと何か良いことがあるのでしょうか?
仙娥滝(せんがたき)
日本の滝百選のひとつです.仙峨滝ではないです. ツアー客が大量に来て,滝の前で集合写真?を撮影していました.滝の先にある階段を上ります.
巨大な水晶
階段を登ると土産物店がたくさんある場所に出ます. 大きな貴石と龍の置物?がある広場?もあります. 紫水晶のクラスターなどを置いている店には『水晶パワーを感じてください』 みたいなことが書いてあったりします.

昇仙峡ロープウェイパノラマ台駅 展望 弥三郎岳登山口の道標
昇仙峡ロープウェイパノラマ台駅
土産物屋街を少し進むとガラス製品の店の近くにロープウェイ乗り場があります. 大人往復1000円.パノラマ台駅の側にはちょっとした公園のような場所もあります.
展望

右端に写っているのが荒川ダムだと思います. 天気が良ければ,富士山や南アルプスも見えるそうですが,ガスっていて見えませんでした.

弥三郎岳登山口の道標

ここから先が登山道?ということは今までのは公園内散策? いずれにしても,いままでのハイキングの中で,登山口から山頂までの距離が最短だったかもしれません.


弥三郎岳山頂の三角点 弥三郎岳山頂 和合権現
弥三郎岳山頂の三角点
岩の階段や,鎖場?を通ると山頂につきます.強風時の転落には注意が必要でしょう. どういう訳か三角点の上に小銭が積んであります.お賽銭代わり?
弥三郎岳山頂

なんとなくこちら側の方が展望が良さそうですが, 特にそういうこともないです(わざわざ行かなくても良いかも). むしろ,パノラマ台駅に近い方のピークの方がよいぐらい.

和合権現
木賊峠にあった樹齢350年の楢の木が祭られています. 男性性と女性性を合わせ持っているとのことです.


コメント:

帰りは昇仙峡ロープウェイで下まで降りて,影絵の森美術館の側にあるバス停からバスに乗ろうと思いました (歩いて戻れないことはないけれど,距離が長いので).ところがバスはなかなか来ません. タクシーの運転手さんが『相乗りでいけば,天神森までバスと同じぐらいの金額でいける』といって, 天神森まで相乗りをする人を見つけてきてくれました(大人4人,子ども1人で相乗り). ちなみに,タクシーだと二千円強でした.

タクシーの運転手さんによると,トテ馬車の御者の後継者は少なく, 蹄鉄を作る鍛冶屋さんも少なくなっているので,馬車の数が減ってきているそうです.